司法書士 島田雄三事務所
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島田雄三の思い
 
 家の本箱を整理していたら、近司連の会報が出てきた。ふと見ると、研修部長になった私が何か書いている。まえがきから入る小品の小説だ。「そうだ、こんなこと書いたよな」と思い出したが、すっかり忘れていたものだ。1999年11月発行とある。そこで、この欄にそっくり載せることにした。
まえがき
 広報部長の村上さんから、「会報に何か書いてもらえませんか」とお話があった。「研修の話でなかってもいいですか?」「それは結構です。お人柄が出ていたら」というので引き受けた。そこで早速、私の分身、うだつの上がらない司法書士に登場願った。裏寂しい主人公の事務所が一場。へんてこりんな登場者が漫画チックに出てきます。ただし、ここに登場する人物は、全て架空であり、我が事務所のお客様とは縁も所縁もない。勿論、分身であると言っても、主人公と私は違う、ゆめゆめ私とごっちゃにしないでほしい。それでは
小説 「夢の月計画」
 昨夜の酒が、頭の芯に染み込み、肩も凝っていた。駅の水道水の流れるのを見て、思わず顔を洗ってしまった。仕事がとりわけ嫌というわけでもないが、足は重い。
 事務所のドアを身体で開けて、手に持った新聞の束を机の上に”ドサ”と置いた。「おはようございます」補助者のゆかり君の声にダブって、お客様の声がした。「これは失礼しました」慌てて、新聞を再び掻き集めた。
 立ち上がった白髪の紳士は、「早くから押し掛けまして」と一礼した。『はて』と考えていると、「この間、司法書士会の相談に」と言いかけた。
 「あーあ、思い出しました。あの時の、わざわざどうも」
 「金沢でございます。あの節、お伺いした書類も全部揃えてまいりましたので」
 「奥様への贈与でしたね。確か2000万円の控除の?」気にかかっているくたびれたソファーに腰を下ろした。
 「そうです」と、金沢さんは年期物の鞄を取り上げて、書類をゆるゆると出してきた。
 「拝見しましょ」ゆかり君がお茶を運んできた。私の顔を見て、どうやらこぶ茶にしてくれたようだ。
 「これが権利証、印鑑証明書、評価証明書ですな。あれ?」
 「どうかしましたか?」
 「住民票。奥様は亡くなっておられるじゃありませんか?」
 「先生、ご冗談を。私は今朝、家内に送られて、ここに参ったんですよ」
 「でも、このとおり住民票は抹消されていますよ」  「どれ、どれ」金沢さんは、眼鏡をづらして住民票をしげしげと眺めた。・・・・・続く
2017,5,29(月曜日)
 
 
 
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