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何とこの欄、手を入れるのは2月目なのである。別段、体調を崩したわけではない。わたしはいたって健康である。先週末東京へ行ってきた。1年ぶりの東京は湧いていた。都知事選のことではない。あの何とも評しがたい暑さであった。ビルと道路に樹木は押され、サウナ状況だったが、人々たはそれでも黙々と歩いている。身の危険を感じたわたしは、ビル陰に入って、地図を確かめることにした。漫然と歩いていたら、行き倒れになりそうだったからだ。でもこの東京が日本経済をけん引しているのである。新幹線に費やしている費用、東京のビル群が消費するエネルギーの量、つまり巨大な無駄が金を生みだし、人を引き寄せ、更に再生産を促しているのである。無駄な選挙戦で、小池さんが信任され、蓮舫さんは惨敗し、あるポットでの若造が日本中に知られることになった。SNSが既存のマスメデアを飲み込んだ瞬間である。巨大なクジラのように、飲み込まれたのはピノキオでなく東京都民無党派、でも天下鳴動して蟻一匹、怪しげな世界情勢の中、しかもアジアという混沌の世界の中、ここは首都東京である、今の日本ここ100年で、最もあやしい状況ではないのか?でもあやしいからどうするのだという方策はないのである。例え逃げ出しても、もっとあやしげな世界は、この地球上に真綿のように広がっているからである。もう、どたばたもじたばたもできないのである。自分の老後は気になるが、はたしてわれわれを取り巻く社会が、これからも変わらずに続いていくのかどうかさえ、怪しくなってきている。年金の問題ではない。岸田総理大臣の昨今の右往左往ぶりは、自民党の体たらくでは済まされない。マスコミは寄ってこって揺さぶっている。こんな危い世界は近来稀ではないのか?いったい近衛内閣が発足した昭和14年とどこがどう違うのか?うまく説明できる方はいないだろう。世界が麻のように乱れているのは、その頃より今の方がひどい気がするのである。そうなれば、年金がいつまでもつのだろうか?という質問は小っちゃいことで、くよくよしても意味がないものである。アメリカやヨーロッパに振り廻されてきたが、今は世界全員参加で、揺さぶりをかけているのである。それぞれ、極めて無責任に、かというわが日本国も同様に無責任で、世界の良識など信じることはできないのである。可笑しな社会情勢は、その巻き起こしたものの責任とは限らない。そういう無責任が広がっている。われわれは規律をどこかに置き忘れてきたのである。誰も、責任を認めないのがのさばって、今の状況がうまれてきたのである。このままいけば、地球は暑さや寒さで、爆発してしまうかも、少なくとも人間が生きて行くには過激すぎる星になってしまうだろう。そんな危惧がふつふつと湧いてくる。
2024,7,9(火曜日)
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